News Release
カーライル・グループとS.O.W.社のＪＶが、 商業施設の取得にあたり福岡銀行、オフィスバークレー社と連携
グローバルに展開するプライベート・エクイティー投資会社であるカーライル・グループ（本社: 米国ワシントンD.C.、日本における代表者: 安達 保、以下、｢カーライル｣）と不動産の運用や証券化コンサルティングを手がける株式会社エス・オー・ダブリュー（本社: 東京都千代田区、代表取締役: 阿部 亨、以下、「S.O.W.」）は、地方を中心とする全国の中規模な商業施設を対象に、共同で投資事業（以下、「カーライル/S.O.W.ＪＶ」）を推進しております。
この度、カーライル/S.O.W.ＪＶは、九州北部地区を基盤とする福岡銀行と商業デベロッパーであるオフィスバークレー（本社：福岡県久留米市、代表取締役林文男）と連携をとり、大牟田レックス・ショッピングセンター (福岡県大牟田市)を取得しました。本件において、福岡銀行は不動産流動化の仕組みづくりとファイナンスを担い、本件を開発した当事者であるオフィスバークレー社は、引き続き共同投資に参画し、プロパティーマネジメントを担当します。
カーライル/S.O.W.ＪＶのこれまでの実績としては、今回の物件を含め、中規模ショッピング・センター５物件計約120億円にて取得してきております。今後は、向こう12－18ヶ月で10物件程度を追加で取得し、投資総額を300億円規模とする予定です。
オフィスバークレー社林文男社長は以下のようにコメントしております。
「九州は経済規模的に大変ポテンシャルの高い地域で、商業デベロップメントの分野でも発展が期待されます。今回のカーライル・グループとS.O.W社のJVとの連携は、九州のポテンシャルを引き出す上で有効に働くと期待すると同時に、当社としてもパートナーシップを発揮して今後も協働していきたいと考えております。」
カーライルの日本におけるリアルエステート・チームの責任者である南 亮一マネージング・ディレクターは以下のようにコメントしております。
「我々とS.O.W.の共同事業である商業施設取得プロジェクトを全国展開する上で、九州地区の有力銀行である福岡銀行と同地区において開発実績を有するオフィスバークレーとこのような形で戦略的な協力関係を構築することができた意義は極めて大きいと考えております。この連携により、我々のプロジェクトは九州地区においても確かな地歩を固めることができると考えており、我々が目指している、地方から不動産の流動化を一層促す動きにつなげていきたいと思っております。」
また、アジア・リアルエステート・チームの責任者であるジェイソン・リー・マネージング・ディレクターは、以下のようにコメントしています。
「我々が日本における基盤をさらに拡大、強化していくに当たり、福岡銀行とオフィスバークレーとこのような形で協力関係を組めたことを大変嬉しく思っております。本件は、それぞれの参加者が運営ノウハウ、地元とのパイプ、戦略的資金の提供といった強みを持ち寄って補完しあうという理想的な関係であると考えています。」
株式会社オフィスバークレーは、九州を中心に商業デベロッパーとして商業施設用地の取得及び開発、テナント誘致など総合的なプロパティーマネジメントを積極的に行っています。九州地区での主な実績は、ドン･キホーテ熊本中央店（平成18年8月）、ユーコーラッキー都城店（平成18年2月）、O-MUTA REX（複合商業施設・平成17年4月）、マルハン小山店（熊本進出1号店・平成15年8月）です。
カーライルのアジア・リアルエステート・チームは、S.O.W.との共同投資事業を積極的に取り組むと同時に、主として日本及び中国で、オフィスや住宅、物流施設、商業施設、高齢者施設など幅広いセクターを対象に投資活動を展開しています。昨年7月に組成した4.1億ドル（約470億円）の投資ファンドにより、総額15億ドル（約1,725億円）相当の不動産ポートフォリオを目指して積極的に投資を進めています。
S.O.W.は2002年に設立された、不動産の運用・証券化コンサルティングの会社です。主要メンバーは、不動産関連業務の豊富な経験と、都市銀行、証券会社、地方金融機関、地方のリテール・オペレーターとの密接なネットワークを有しています。
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株式会社エス・オー・ダブリューについて：
S.O.Wは2002年11月に設立された不動産・証券化コンサルティング事業、投資・アセットマネジメント事業会社です。主要メンバーは不動産・建築、都市銀行出身者で構成されています。詳細はウェブサイト www.sow-net.comをご参照ください。